022【落としどころ】
当然なんですが、書店もその場で働くスタッフが複数人います。あたりまえです。
ここで、やはり、というか、どこの職場でもあであろう人間関係、
のようなものがあるわけです。
あたりまですけどね。
そして、そのチーム運営に関しては割と多きな時間がさかれるわです。
小さなこともあれば、大きなこともあります。
業務上のことで意見が対立して、そこから感情論になってしまい、
もうどうしようもなく個人間の対立になることも。
ボクはこういった類のことには、線引きをして、フラットに接するようにしてきていましたが、立場上、そうもいってられなくなって、積極的に関わることが多くなりました。
そこで経験した意外で、不意をつかれたことってすごく大きかったです。
それは、“ボク”は簡単に嫌われるということでした。
そんなはずはないと、これまでの自分に対する過信が一気に覚めていき、
戸惑いました。
いやぁ、嫌われるというのは、とっても簡単なんだなぁと思いました。
いま、こうして平坦に文章として書いてますが、
当時は結構、ショックでしたよ。
自分が自分がいないところで批判されているということを知ることは。
今朝、村本さんと乙武さんが番組で辺野古について語られた対談の記事にされたものを
読んで思い出したのが、このことで。
落としどころをつけるということが政治には必要とされるという乙武さんがおっしゃられていて。
落としどころっていく言葉ってなんとなくなんですが、ずるい気がするじゃないですか。そして、その判断を決していく政治家って、やっぱり狡猾でないといけないみたい視点もみえなくはない。対立する両者に良い顔しながら、その落としどころをこころ内でさぐるという。
でも、結局、こういったときに必要になるのは、
それまでのクレジットなんだと思うんですよね。
信頼関係。
それを具体的に紡ぐ言葉の力もやっぱり大事。
それに見合う以上の行動も必然的に求められます。
ここを完璧に示せたとしても、完全な理解は得られないとも思います。
そして、それは政治的な判断をもって決断されるということになる。
これを継続してできる政治家が存在するとしたら、
やぱり立派だと思う。
そんな水曜日のはじまりでした。
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